【全国視覚障害早期教育研究会 会長交代のご挨拶】
このたび猪平眞理前会長の後任として就任いたしました荒木です。
全国視覚障害早期教育研究会は本会の名誉会長猪平眞理先生を会長として、視覚障害のある乳幼児への教育に取り組む人たちの情報共有したい、学び合いたいという切実な願いからスタートした研究会で、初の会長交代となります。猪平先生は幼児教育の実務家としての素晴らしい実践力、研究者としての深い知見、そして多くの人を惹きつける魅力にあふれる方で、後任を拝することは任が重過ぎます。しかし、自身の実践を支えてもらってきた本会に何らかの貢献をする機会を頂いたのだと考えてみました。わたしができる貢献とは何か。それは優秀な初代が凡庸な次代に引き継ぐことによって、この会がこれからも発展的に継続していくという狼煙をあげることだと思いました。一人ひとりの子どもたち、保護者の方や教育にかかわる方にとってはその一人ひとりがすべてです。視覚障害は低発生だからこそ、わたしたちは子どもの育ちを支えるコミュニティとしてこの会を充実したものにしてきいたいと願っています。変化する状況に対応して変化し続けることと、変化してはいけないものを確認し続ける場として「あり続ける」ために2代目に引き継がれることが必要だと考えました。皆様のお力の結集として本会が進んでいくために力を尽くしていきます。宜しくお願いいたします。
荒木 良子(あらき よしこ)
福井大学大学院 福井大学・奈良女子大学・岐阜聖徳学園大学 連合教職開発研究科
(福井大学大学院 連合教職開発研究科)